ストーブリーグ(韓流ドラマ)

2020年韓国のドラマ界で、多くの賞を受賞した「ストーブリーグ(公式サイト)」というドラマを見ました。

1話30分なので、どんどん見れて止まらないんですが、これはもう見てる人をハマらせるヒーローと悪役、そして次々と降りかかる困難という物語の王道路線ですからね。。タマラナイです。

キャラクター:ヒーローと悪役

努力で現在の地位まで上り詰めた主人公と、生まれついての絶対的・圧倒的なパワーを持つ悪役・ヒール役。

セイブ・ザ・キャット」っていうアメリカの本がありまして、そこに神話の時代から、人間を惹きつける物語ってのはパターンがある。ってことが書いてあります。

ヒーローと悪役。最初弱かったヒーローが成長して敵を倒し、帰還する。もうこのパターンしかないと。

ストーブリーグはこの基本に忠実です。

プロ野球チーム「ドリームズ」のGMに就任したペク・スンス(ナムグン・ミン)とチームオーナー代行のクォン・ギョンミン(オ・ジョンセ)の対決。

ペク・スンスは、過去に相撲やハンドボールなどのチームを優勝に導いた実績の持ち主です。対して、クォン・ギョンミンは、ドリームズのオーナー企業の一族。

3年最下位のドリームズを解散させたいクォン・ギョンミンと優勝させるためにGMについたペク・スンス。

でも、ペク・スンスを雇ったのはクォン自身だったり、クォンも一族のなかでは努力の人であったり、その辺が少し複雑ですね。

敵なのか?味方なのか?わからない設定もハラハラしてのめり込ませるテクニックですよね。

そして、物語の展開。

3年最下位のドリームズを強くする。

最下位チームを強化するための、選手の獲得やスタッフの変更など。GMペク・スンスの戦略。それをクォンが邪魔する。その邪魔をペク・スンスが解決する。

その邪魔ネタが、毎回尽きない。

ペク・スンス自身が「ここまでやるのか」と、劇中で言ってるぐらいですから。。w

主人公がなんとかするだろうと頭のどこかで見てるわけですが、味方か敵かわからなくなる箇所が時々あるので、どうなるんだろう?っていうハラハラ感に繋がってると思います。

その辺の設定が上手いんですね。

番組情報

韓国ではSBSで放送されました。SBSはソウル・ブロードキャスティング・システムですね。日本ではNetflixで見れます。

出演:

ナムグン・ミン:話が進むに従い、プライベートも含めて様々な過去を背負ってることが明かされます。そんな過去を背負いながらの、一見表情のない演技がとてもいい。

パク・ウンビン:「ウヨンウ」はこのストーブリーグの後に出演した作品ですね。

チョ・ビョンギュ:SKYキャッスルの兄弟役で出てました。主演はってる「悪霊カウンターズ」は、ストーブリーグの後です。

自分が好きだったのは、監督役の「イ・オル」さん。とても味わい深い演技をされてました。2022年5月にお亡くなりになりました。RIP。

ちなみに、ストーブリーグのストーブは、あの冬に使うストーブです。プロ野球は、冬の間に、トレードやドラフト、コーチや監督の交代でチームを強化します。春から秋の普通のリーグとはまた違う熱い戦いという意味で、この翌シーズンに向けた戦力強化の戦いを「ストーブリーグ」と呼びやす。