先日「ShortTV:ショート動画アプリ」について書きました。
その続きです。
よく話をする中国の投資家が、いまいちばん熱いのが、AIを使った動画生成だと言ってました。
彼は数年前から自社AIエンジンに投資を続け、最近ようやくそのユースケースを見つけています。
その一つが、テキストから直接アニメーションを生成してしまうAIテクノロジー、”TtoA”(Text to Animation)です。
3分間の動画100話分が、数万円で作れるみたいです。
このテクノロジーがあれば、なにができるか?
まず、ストーリーの違う動画を簡単に何パターンも作れます。ハッピーエンドか悲しい結末か?途中のシナリオも変えれるでしょう。
登場人物のキャラクターも変えれます。髪型や服装だけでなく、年齢や雰囲気まで変えることができます。
キャラクターとシナリオを自動でイジれるとしたら、これはもう自動アニメ製造機ですね。
とにかく、キャラが少し違う、ストーリーが少し違う、設定が少し違う、、そんな動画がコストゼロで作れます。
この動画自動生成で思い出したのが、アドテクのイノベーションです。
もう10年以上前ですか。。2008年リーマンショック後だったと思いますが、アメリカのベンチャー企業が、突然広告の世界に入ってきて、面白いことを始めました。
それが、バナーのABテストです。広告のコピーを少し変える、背景の色を変える、とか同じ広告でもいろんなパターンを作って一斉に配信するんですね。
そして、クリック(反応)の良かったクリエイティブだけを残していく。。という。
どんなクリエイティブがいいかは、クリエイターが判断するんじゃなくて、データが判断するんですね。
数字です。怖いです。
動画生成AIは、これと同じことがドラマでも可能になるてことですね。
とくに、ショート動画の世界では。いや、ネットであれば、動画CMでも可能です。。
スキマ時間に、スマホで見る。そんな視聴行動の動画需要を満たしたのは、ユーチューバーたちでした。
プロが独占していた動画制作に新しい人たちが参入する。
大きなイノベーションです。
それでも、動画生成AIがでてきてるいまから見ると、それは変化のはじまりに過ぎなかったのかもしれません。
なんといっても、テレビ制作者vsユーチューバーは、人間同士の戦いですから。
今度は、人間vs AIの対決すね。
他の分野でも言われてますが。。それがこの動画世界にも入ってくることになります。
とにかく、動画の数が今以上に増える。てことは、経済学的には、その(動画)価値が下がる。
儲からない。。
でも、動画需要は減らないだろう。だったら、どのレイヤで儲けるか??ってことだと思います。

